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旅館・ホテルをこよなく愛し、仕事にしている傍ら、旅館・ホテルに関する様々なことを気ままに伝えるブログ
by ryokan-uriage
キャンセル率の下げ方
こんにちは!

今日は久々に暑いですね。

そろそろ旅館・ホテルは稼ぎ時到来ですね。


そんな時に役に立つ「キャンセル率の下げ方」です。


最近はネット予約が主流になってきたので、とりあえず早目にだーっと予約をして
後でキャンセルするお客様というのが増えています。

自分もいつでも(前の日でも)キャンセルできるし・・・的な気分でいる時も多いです。


しかし、旅館・ホテルにとっては困りますよね。

特に8月等のトップシーズンは折角の予約客が前日キャンセルされてしまうと困ります。




このキャンセルを防げれば、それって売上を上げるのと同じ効果だと思いませんか?

地味だけど重要な施策なんです。



キャンセル率を下げるには、予約が入ったお客様に何度も接触すること。

これだけです。



大抵の宿は、
①予約が入ると自動返信メールが行き、

ちゃんとしたところだと
②担当者から確認のメールが入ります。

も少しちゃんとしたところだと、
③パンフレット等が送られてきます。


この①だけの宿と③までやっている宿とだけでもキャンセル率には差がでます。



手間?

たしかにかかりますがキャンセルされれば、3-4万が吹っ飛ぶ訳で、予防と考えれば大した手間ではありません。



更に、②のメールに相手を気遣う感情の入った文章を一文入れる、これだけで更にキャンセル率が下がります。


人は相手に認識され、配慮を受けると軽い仲間意識のようなものが生まれます。

となるとなかなか断る=キャンセルはしにくくなります。



次に③のパンフレット送付時に一工夫で更にキャンセル率が低下します。

パンフレットだけ送る宿が多いですが、ここに

・直筆の手紙(お待ちしていますという気持ちを込める)

・宿の「売り」をA4かA3に凝縮してまとめた、分かりやすいチラシ

・その時食べられる料理のメニュー、写真、料理人のその料理に対するこだわりの書いてある冊子

・旅行する際に行っているイベントやその時におススメの行動を書いた冊子

・期間限定のドリンク割引券などのお得な仕掛け


等を入れると・・・・

そう!その宿に行きたくなる訳で、キャンセル率は大幅に下がります。



さらに、どうしてもキャンセルしなければいけない事情があり、今回は残念ながらキャンセルになっても、また次回に来てもらえる可能性が残せる!わけです。


うーんどうでしょう?



更に手間をかけられれば、③の後、旅行の1週間程度前に、電話かメールかハガキで接触できるとGoodです。

予約の確認程度の内容で良いと思いますが、「よく顧客のことを配慮してくれる宿だ!」と評価してくれたりします。



私自身、今年の夏は3ヶ所のホテルや旅館に泊まる予定ですが、③までやった宿は1ヶ所のみ。

そこには絶対キャンセルしないぞという気分です。



是非実践してみてください ♪

by ryokan-uriage | 2011-08-04 17:24 | 売上
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